去った5/11〜5/13にかけて、石垣島&竹富島に研修旅行で行ってきました。この旅で見て、触った、味わって、感じたことをそれぞれの主観を交えながら報告したいと思います。今回は私、山城が先発です。
自身の回では3日間の旅で感じたこと、面白いと思ったこと、勉強になったこと等など断片的で主観的ではありますが紹介していきたいと思います。
□ルイスカーン?
もちろんカーンではありません。この建物は石垣市役所です。築年数も古くだいぶ老朽化が進んでいました。しかし、なぜか“おっ!”と思わされてしまいました。
大げさに言うなら、フィリップ・エクセター図書館の吹抜けに似ていませんか?開口を横断する通路を別のテクスチャーまたはカラーにするともっと良かったような..
□サインとは?
これは石垣市内の住宅地で偶然見つけたものです。みなさん、何が描かれているか解りますか?そう!“玉しろアパート”と丁寧に刈り込まれています。
このアイデアと実行力に感服です!
□幾何学的敷石
これは宮良殿内のアマハジ空間です。隙間無く敷かれた石。この不揃い感がステキです。偶発的ともいえるこの仕上り感がなんともいえません。そこに石工の技術力や嗜好が垣間見えるようで...ん〜〜ステキです。
□地中海風白壁と赤瓦のコラボ
これも石垣市内の住宅地で見つけたものです。白壁に赤瓦がなんともミスマッチですが、個人的には好みです。赤のベタな木建具も更に違和感を手助けしていて最高です!
□川平湾
ここについてはどうこう言うつもりありません。むちゃくちゃキレイです!
白く、きめ細かな砂浜に、神秘的な色合いの海。今回で2 度目ですが、やっぱりいいですね。必見です!
□石垣
石垣島の石垣にはよくサンゴが使用されています。本島で見かける石垣よりも無骨で雑ですが、味があります。
集落内を散策するとそういった石垣が多く、結構楽しめます。
この写真は白保集落内で撮影しました。
□WWF珊瑚礁保護研究センター しらほさんご村
白保集落内の海岸沿いにひっそりと佇む建物...中に入ると結構よか建築でした。設計施工:清水建設とのことで1つ1つの納まりなど参考になりました!勉強になりました!
□移住ブーム
石垣島では、移住ブーム、新石垣空港建設を見据えたホテル、アパート、住宅の建設ラッシュだそうです。危機感を覚えた市は県内初の景観法による景観行政団体となり、島の景観形成にガイドラインを設けました。
急激な変化をみせる石垣島、これからの動きに要チェックです!
それぞれの思いや夢を実現させるのもステキなことですが、今ある石垣島のすばらしい自然はいつまでもしっかり残してほしい限りです。
□石垣牛
かの有名な松坂牛や神戸牛も元々は石垣生まれの子牛をそれぞれの産地で食用に育て上げたものだそうです。
そんな有難い石垣牛を頂きました!サーロイン 200g!絶品です!
飾りたてる言葉は不要です。“うま〜い!”それだけです! 1度ご賞味あれ。
□竹富島
竹富島では1泊し、丸1日堪能しました。観光地としては大変面白く有意義でしたが、日々の営みを考えると住み続けるのは非常に困難だと感じました。
実際に島の人口は減り続け、現在では約300人程度、内約100人は県外からで、民宿のヘルパーさんであったり、観光業者の方であったりと永住というわけではありません。
建物不在の屋敷囲いが目立ち、住まわれていても1人暮らしの老人がほとんどだそうです。島の現状をみると観光客の賑わいはあるものの、生活感はどこか希薄でまるでテーマパークです。否定するわけではありませんが、既製感は否めません。
□道
竹富島の道幅はおおよそ4m前後でした。昔ながらの集落、スージグヮーにしては体感として広いような...
ある時期を契機に道幅の拡幅や造成を行ったのでしょうか?石垣の高さは1.2 〜1.6mで平均するとおおよそ1.4mでした。
アイラインとしては、圧迫感もなく心地よい高さです。道幅、石垣の高さ、石垣から屋敷までの距離、植栽など心地よさを創出するファクターはまだまだありますので、今後の宿題です。
□涼空間
これはビックリです!
道のはずですが屋根が架っています。何のためなのかわかりませんが屋根が架っています。
しかしながら、そこにできる影、そこに涼を求める人、自然と生まれる人の気配、会話。心地よい空間です。
□学校の塀
竹富島の唯一の小中学校。周囲どこを見渡しても塀がありません。
どこからでもアプローチでき、どこからでも見通しがききます。このゆるやかな境界がたまらなく良いです!
□オイシィ〜♪ハンバーガー屋
石垣市内にあるバニラデリさん。
ふと休憩がてら立ち寄ったのですが、店内の雰囲気と音楽がなかなかステキです。
この日注文したのがアボガド何たらかんたら( スミマセン覚えていません)でこれまた美味でした!ボリュームもあってがっつりいけるので石垣島でジャンクフードが食べたくなったら是非立ち寄って下さい。
以上、主観を元に紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?次回は新垣からの報告です!お楽しみに!